こんにちは
満月です。
本日は私がお金のマインドチェンジを果たした原点のお話をしようかなと思います。
パチンコとの出会い
あれはそう、2014年の手羽先グランプリに行った帰りです。友人にどうしてもパチンコ屋に行きたいとせがまれました。
私はギャンブルが嫌いでしたので、絶対に行きたくありませんでしたが懇願に負けて入店しました。
私が初めて打った台は”CRぱちんこ コードギアス 反逆のルルーシュ“でした。
そして、そこで6000発出して差玉5000玉の利益を出しました。その時は全く演出もわからず、なにが起きているのか分かっていませんでしたがなんの苦労もせず20000円増えたという事実に私は感動すら覚えました。
これがぱちんこ沼の始まりでした。
ここから私は週に3〜4回はホールに打ちに行くようになります。ただ元々素質があったのか、毎回しっかりと収支アプリにて収支結果を打ち込んでいたのでいくら負けているのかをしっかりと把握してました。
そしてホールに行けば行くほど赤字額が増えとうとう収支が-50万円を到達したのです。
生活もかつかつで、お金が無いことに不安感が募り常にイライラしている時期でした。
そんな時、一緒に打ちに行く友人がスロットを教えてくれました。スロットには天井やゾーンがあり、勝ちやすいとの情報をくれました。
私はそこからインターネットでスロットの情報を調べまくるようになりました。
そこで知り得た情報は、ぱちんこ・スロットには期待値という概念があり、期待値稼働をすることでギャンブルではなくなるということ。
ここで私は一念発起し、本気で勝つための努力をしようと決意しました。
投資とギャンブルの違い
皆さん、パチンコってギャンブルだと思いますか?って聞くと「当たり前だろ」って突っ込まれるかと思いますが、実はそうではありません。
そもそも投資とギャンブルの違いを日本人はなかなか理解していませんのでまずはそこから解説いたします。
この違いはズバリ期間です。投資というのは長期的に見て、期待リターンがプラスであるものに資金を投入することを言い、ギャンブル(=投機ともいいます)とは短期的にお金を増やそうとして資金を投入する行為を言います。
例えば株式を運用するにしてもデイトレーダーのようにチャートに張り付いて売買を繰り返す行為のことや、パチンコでも「昨日たくさんハマったから今日は出る」みたいに短期の売買に一喜一憂する行為というのはギャンブルです。こういったギャンブルは負ける金額も高い分、買った時の金額も大きいため極めて射幸性が高く、ギャンブル依存症になる方が多いです。
対して投資というのは長期的に見てプラスになれば良いので短期的な値動きに一喜一憂することはありません。株式で言えばバイアンドホールド、つまり一度買った株は何十年と売らずに持ち続けるということです。パチンコで言えば後述しますが確率の世界なので期待値がプラスの台さえ売っていれば確率は収斂し、1年の成績でプラスになりますので昨日の勝ち負けなど何の意味もなさないのです。それが分かってるからどんなに投資が嵩んでも打ち続けられますし、株で言えば暴落時に買い増すことができるというわけです。
ギャンブルには必ず胴元が潜んでいる
また、FXや株の短期売買、パチンコに関しては胴元(=ディーラー)がいるのでゼロサムゲームでもなくマイナスサムゲームになるというわけです。
ゼロサムゲームとは投資資金とリターンの総和が0になるゲームのことで、マイナスサムゲームとは投資資金とリターンの総和がマイナスになるゲームのことを言います。
なんとなくゼロサムゲームはイメージつくと思います。参加費1000円で100人の参加者が集まり、10万円分の景品が用意されているビンゴ大会であればゼロサムゲームですね。ただ、もしここに大会運営費として手数料10%が取られていて9万円分の景品しか用意されていなければどうでしょう?参加者全員マイナスサムゲームに参加しているので1000円払った時点で期待値はマイナスです。もちろん早くにビンゴされた方は参加費よりも高い豪華景品を獲得できることもありますが何回もそのビンゴ大会に参加すれば必ず収支はマイナスに収斂していきます。
そしてこの胴元がいやらしいのは隠れていることなんですね。FXや株のデイトレーダーの胴元は証券会社の売買手数料です。パチンコはパチンコ運営会社、競馬競艇、宝くじといった公営ギャンブルは国が胴元で還元率でどんぐらいの手数料が取られているか分かります。こういった胴元は、参加者が勝とうが負けようが関係なく利益が取れるのでとにかくゲームに参加してくれるようあの手この手で参加者を募ります。
あなたが投資と思ってやっていることはプラスサムゲームですか?マイナスサムゲームですか?マイナスサムゲームで常に勝者に立ち続けるには相応の努力が必要だということを忘れないでください。
パチスロの還元率
さて、ここまでで胴元が潜むゲームというのはマイナスサムゲームであり、短期的な騰落が激しく射幸性を刺激するギャンブルであるということが分かりました。もちろんパチンコも例に漏れずギャンブルだということですね。
以下はギャンブルの還元率をまとめたものですのでご覧ください。
これを見ると宝くじの当選金は税金がかからないのに公営競技は税金で持ってかれるので実行還元率でみると横並びな感じですね。絶対手を出したくないギャンブルです・・・
さて、パチンコ・パチスロの還元率は店にもよりますが80~85%程度と言われております。
例をとって5号機の名機「バジリスク絆」の設定1で還元率を出してみましょう。
これがバジリスク絆の基本スペックです。
※パチガブさん参照
機械割というのがその還元率だと思っていいです。スロットはこのように設定が1~6と分かれており、店側が好きに設定をいじれるため還元率が80~85%と振れ幅があるのです。
私がよく行っていた名古屋市今池のキング観光さんは等価交換(2021年6月現在)ですが、よくある5.6枚交換で計算します。(1000円現金を投入すると50枚メダルが貸し出され、56枚のメダルで1000円と交換できるという意味)
100÷5.6×50=約892.8円なので還元率89.28%ですね。それに設定1の機械割をかけると89.28%×97.3%=86.8%ですので、このお店で設定1のバジリスク絆を打ち続けるとどんどん収支がマイナスに行くというわけです。
この台に限らずほとんどの台で設定1は95~98%くらいの機械割になっており、ホールにあるスロットのほとんが設定1です。だから打ちに行けば行くほど確率は収斂するので負けるようになっているのです。
パチスロで勝つには
パチスロで勝つには設定狙いか天井狙いしかありません。
設定狙いは店の傾向を念入りに調べて設定6が入ってる台をツモりにいく立ち回りです。天井狙いは天井という救済システムを保障にハマり台を狙う立ち回りです。設定狙いは終日売っても設定確定演出が出ないこともありますし、最近は並びも抽選のことが多く、朝早くお店に並んだとしても狙い台に座れるか定かではありません。狙いも外れることだって多いでしょう。つまり不確定要素が多く初心者向きではありません。天井狙いはググれば天井到達までのゲーム数が分かるのでいくらのハマり台から打てば機械割がプラスになるか算出されています。天井狙いは基本的に1回の大当たりまで回しませんのでとにかく台数をこなさないと確率が収斂してこないです。そのため期待値が安いハマり台を打ちたくなるのですが、それだと収支がプラスになるのに要する台数がとんでもなく多くなるので避けたいところです。私は基本的に1700円以上の期待値のある台を打つようにしていました。昔は2000円以上の台もゴロゴロ拾えてたのですが最近はライバルも多いので試行回数が稼げないので今はもうやっておりません。
これが私の稼働記録です。
これだけの台数と時間をこなさないとこれぐらい勝てないということで、お金って本当に稼ぐのって楽じゃないんですよ。
だから私は読者の皆さんにこれからパチプロで稼いでほしいわけではなく、この思考法を身に着けていってほしいなと思います。パチンコをしていると必ず沈むときがあり、画像にもある通り来月の5日、6日で合計83000円も負けていて大分凹みます。でも「確率は必ず収斂する」この原則を信念に私はマイルール(=期待値1700円以上の台しか打たない)を徹底したからマイナスサムゲームであるにもかかわらず常に勝者でいることができました。
給与収入以外の収入源のインパクトはすごい!
パチスロで稼げるビジョンが描けてからは兼業パチプロとして仕事終わりにひたすらホールへ行き期待値稼働を続けていきました。
今まで給与収入しかなかった私が会社以外からの収入を得られたときものすごく満ち足りた気持ちでいっぱいになりました。それまでは収入の少なさゆえに会社に不満をたれる人生で今となってはクズエピですが、収入が2本柱となったことで安心感や充足感に満たされ、仕事もそれまで以上にうまくいくようになったのです。
そしてだんだんとパチスロ界隈の規制強化で稼ぎ難くなってきたこともあり、他の収入源を模索するようになりました。その結果2018年からはお金の知識を身につけるべく、FPの勉強や不動産の勉強をして新たな人生を歩むことを決意しました。
自分こそは最大の資本なり
この言葉を知るのはもっと後ですが、パチンコを通じてこの言葉を本質的に理解していたから私はパチンコ業界が廃れていく中で株やFXといったギャンブルに行かずに自分自身の投資ができたんだろうと思っています。
2018年にはパチプロから足を洗い、FPと宅建を勉強して不動産業界へ転職を果たしました。
年収(給与収入のみ)は2018年時点で380万円→2020年で約700万円と2年で1.8倍にも上がりました。そのかわり仕事の労働時間は増えたのでブログで副収入が欲しいんですがなかなか思うように書けないのが今後の課題です。。。
まとめ
私がパチンコで学んだことは
- 投資とギャンブルの違い
- 投資と分かっていても凹む時はつらい
- 投資はマイルールの徹底であること
- 給与以外の収入源のありがたみ
- 自分自身こそ最大の資本なり(まずは稼ぐ力を身に着けよう)
ということです。パチンコ=ギャンブル=悪と思ってる方はやっぱり多くいいイメージはないパチンコですが、私はパチンコで挫折を味わい、そこから這い上がり、勝者になるべくしてなった経験を得られたパチンコは私の人生を語るうえで無くてはならないものだと思っています。